衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第11巻より
2018年(平成30年)10月21日 ベストグループ道央・道南見聞会 ②
何があっても揺らがない人間とは、海の底にいる、心が穏やかな方(浄性(じょうせい))です。浄性な人間になると、何が起こっても揺らがない人間になるのです。では、普通の努力でなれるでしょうか。難しいと思います。
しかし、何が起こっても揺らがない人間になる方法があるのです。それは命の存在を信じることです。命とはどのような存在なのでしょうか。命は目に見えません。しかし、心が浄いになれば、内面から命が見えます。
心がいつも揺れていている方が、海の底が見えるでしょうか。難しいと思います。海の底にいなければ見えないでしょう。
たとえば、深い、深い海の底に一粒の真珠があったとしましょう。海の表面や海の中にいる人が一粒の真珠を見ることができますか。見えないと思います。海の底にいる方(浄性)だけが真珠を見ることができるのです。
五千年前にインドでクリシュナという御方が、三つの心を提唱されました。クリシュナとは、宇宙を創られた「主(しゅ)」が人間の肉体に直接御入りになった四方の一人です。
黒い心(鈍性(どんせい))は苦しむための心です。黒い心の人はこの世の物質に意識を向けて、この世のことで一喜一憂しているのです。この世の物質とは、たとえばお金、肉体、仕事、家族です。
仕事で成功しても、失敗もします。お金を手に入れても、いずれ無くなります。この世の物質に意識を向けている方は、この世のことでいつも揺らいでいませんか。それは、海の表面にいる方(鈍性)だからです。
海の底に眠る一粒の真珠を命としましょう。赤(激(げき)性(せい))、黒(鈍性)、白(浄性)のうち、命が分かる人は白い心(浄性)の人だけです。「人類や社会の役に立つ人間になりたい」と思う人は、仕事も見えない力でどんどん繁栄させて下さるのです。
白い心の人は、思ったことが実現する力を持っているのです。いつも心が揺れている人は、思ったことを実現する力が少ないのです。では、白い心になれば良いではないですか。私は簡単に白い心になれる方法を知っています。
白い心の人間こそ成功者です。そして、次はゴールドの心(純性(じゅんせい))になって下さい。ゴールドの心の人間こそが真の成功者です。
海の表面にいる方(鈍性)は成功しません。何が起こっても揺れない浄性の心になった時に、見えない力があなたを通して発揮されるのです。
私は論理的にお教えしているのです。あなた方は白い心(浄性)になりたいという気持ちがあるのですか。日本の教育基本法には、「真理と正義を希求せよ」と書かれています。
正義の心がない方は命や真理が分からないということです。自分の利のためだけに生きる方が、どうして尊い命が見えるのでしょうか。
海の表面にいる方が、どうして海の底に眠る一粒の真珠を見つけることができるのですか。正義の心がある方が、海の底に眠る真珠を見つけることができるのです。
「人類や社会の役に立ちたい」という正義の心根の少ない方は、真理が分からないのです。そういう方は事業をしても成功しないのです。私は経験者です。
日本は資本主義社会です。心が豊かな方が物も豊かになるのです。この根底精神を忘れないで下さい。心が貧しくなったから物質的にも貧しくなるのです。心が貧しくなったから、仕事もできなくなるのです。仕事ができる方は心も豊かです。
目に見えない存在を信じる方は、最高に心の豊かな方です。見えない存在は命として存在しているのです。その命の存在を誰か教えてくれたのですか。今、命の存在を信じない方がたくさんいるのです。
海の表面にいる黒い心(鈍性)の人と海の中間にいる赤い心(激性)の人は、命という存在を信じることができないのです。海の底にいる白い心(浄性)の人だけが、白く光る真珠を見つけることができるのです。つまり、白い心の人だけが命の存在が分かるのです。
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