ベストグループ見聞会御講話集「２１世紀を幸せに生きる」

皆様、おはようございます。私は人生を無駄遣いしたくありません。お金はどれだけ使っても、また手に入れることができます。私は事業家時代に、四十一歳から四十三歳まで会社が潰れかけてたくさんのお金を無くしましたが、また手に入れさせて下さいました。

お金は天下の回りものですから、素晴らしいことをすれば、お金をまた手に入れることができます。しかし、命をなくしたら終わりです。

仕事ができる能力は私たちの中にあるのです。しかしあなた方は、その力を外に求めているのです。どんなに崇高な書物を読んだとしても、本に書かれている内容を実践しなければ、何の価値もありません。

口では人類の平和や世界の平和を祈っていても、世界はどんどん悪くなっているではないですか。それは良いことを実践しないからでしょう。

口では良いことを言っていても、良いことを実践していない人が多いではないですか。今、自分の利だけで活動している方がとても多いのではないですか。

私の事業家時代は、自分の利を考えずに、人に利を与えることだけをやってきました。その結果、何をやっても成功させて頂きました。

自分の利を少なくして人に利を与えるということは、大変なことです。しかし、それだけではいけません。自分の人格が悪かったら、人は信じて下さいません。

人間の基礎は人格です。その人格の中でも最高の人格とはどのような人格でしょうか。それは、見えない存在を針の先ほどでも信じたら、最高の人格になるのです。

滅びゆく肉体を信じて、どうして立派な人格になるのですか。それで人生が素晴らしくなったという方は少ないと思います。

私は見えない存在を本当に信じたから、人生が素晴らしい方に変わったのです。あなた方は、その見えない存在とは何かをご存知ですか。

たとえば、空気は目に見えません。電波も目に見えません。携帯電話の番号は何十億個あるか分かりません。ということは、何十億個の電波が行き交っているのです。

電波は目に見えませんが、携帯が鳴って話すから、電波があることを信じるのでしょう。命も見えない存在です。では、命とは何なのでしょうか。

たとえば、携帯電話はバッテリーがないと動かないでしょう。バッテリーには寿命があります。ところが命とは永遠の存在で、無限のエネルギーをお持ちなのです。体は生きている間は存在しますが、体が亡くなると土くれになるのです。